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01人の技術が重要な型枠工事
型枠工事とは、鉄筋コンクリートで建物を建造する際に必要となる型枠を、現場で組み立て、コンクリートを流し込み、成型していく工事のことをいいます。鉄筋コンクリートの建物の多くは、この型枠工事によって作られています。型枠は躯体を形成するための鋳型です。型にコンクリートを流し込み、成型ができれば、型は解体してしまうので、その存在を知らない人も少なくありません。しかし、建築工事費の比率からみると、全工事費の成型約10%を占める重要な工事であり、強度や出来栄えを左右する要の作業ともいえます。そのため、型枠工事には精密さと高い技術力が求められます。また、経験を元に臨機応変に考える力もなくてはなりません。それは、同じ建物・同じ条件下という事が少なく、一つ一つの建物に合わせた型枠を施工していく必要があるからです。
02型枠工事のおおまかな流れ
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step1.拾い出し(型枠加工図の作成)
建物の図面をもとに、型枠を組み立てるための加工図を作成します。
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step2.加工
加工図の寸法に合わせて、合板や材木を切断し、釘を打ち、枠を作成します。
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step3.墨出・敷桟
杭打工事終了後、型枠大工の出番となります。墨出しとは、水平垂直を確かめ、 決められた共通の印を付ける作業のことをいいます。工事中幾度もこの作業は行われます。
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step4.柱・壁型枠の組み立て
ビルを支える柱や、壁の型枠を作ります。あらかじめ下準備をすませておいた柱や壁の型枠材を、現場で臨機応変に組み立てていきます。
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step5.梁型枠の組み立て・梁掛け
梁の型枠を組み立てます。作業条件によっては、梁を床で仮組し、レッカーなどの揚重機で梁掛けを行います。
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step6.床型枠の組み立て
2階部分の床、つまり1階の天井をつくるための作業を行います。
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step7.コンクリート打設
柱・壁の倒れを補強するために、今まで作業を進めた場所を再度チェッ クし、サポートとチェーンで柱・壁を固定していきます。固定が完了したら、コンクリート 打ちを行います。
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step8.型枠外し(型枠解体)
型枠の中に流し込んだコンクリートが固まり、強度の確認ができたら、型枠を外す作業に入ります。